2012年3月9日金曜日

食品添加物について

食品添加物について

食品添加物を使った食品が増えたのはどうしてですか?







brahumannさんは食品添加物=保存料、着色料と捉えているようなので、補足がてら回答します。



食品添加物とは食品製造の際に添加する物質を指します。

主な用途として、

・食品の製造や加工のために必要な製造用剤

・食品の風味や外観、色合いを良くするための甘味料、着色料、香料など

・食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など

・食品の栄養成分を強化する栄養強化剤

といったものが挙げられます。



どうして昔はなかった食品添加物が今はこんなにあるのでしょうか?

もちろん、流通させるためには保存性を高める必要があったから、というものもあります。



ほかの理由も含めたものとして、「もっと●●だったらいいのに!」という希望を叶えるため、というものがあるでしょう。

例えば、

よりよい触感を出したい → 増粘剤

ノンカロリーで甘いものは? → 甘味料

もっと栄養のあるものが食べたい → ビタミンなど

果物の香りのするおかしを作りたい → 香料

など、様々な需要があり、それを叶えるだけの技術があったことが、食品添加物を使用した食品を増やしたのでしょう。








簡単にストレートでいいですか。

単に企業側の都合です。食品添加物てどこからどこまでにもよりますが。安いコストでそれなりに美味しく見栄えがよくて大量に広範囲に流通するためです。まったくの無添加と言う宣伝文句も、何を指してるかです。例えば無添加の加工品が輸入食材でバンバン農薬を使って、食材保管が農薬まみれで、加工時に無添加でも着色や保存料や多々あります。だから食品添加物無添加は煙幕で霧にぼやけてます。他には豆腐で国産大豆100%使用とあっても凝固剤うんぬんが入ります。







昔は食品を保存するという習慣自体、ありませんでしたから、調理してすぐ食べる、ということが基本でした。



無添加である塩や糠を使用して作られる梅干しを始め、魚の塩漬けや糠漬け等の漬物類は添加物を使用しなくてもある程度の保存可能なので、重宝されました。



しかし飽食の今、見た目や形・鮮度で消費者の心をつかむために食品添加物は多く利用されるようになりました。



無添加に比べて価格も安く、保存も長期可能で見た目も香りも調整できるのです。



色がキレイだと新鮮に見えますし、良い香りがすれば美味しそうに見えますから、その上価格が安ければ消費者の大半は購買意欲が湧きます。



それに比べて無添加だと保存ができず、見た目もあまりよくなかったり、コストパフォーマンスの面でも明らかに無添加は商品として不利なのです。

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