食品添加物って何ですか?詳しく教えてください。
食品添加物とは、食品を製造・加工するときに加えられるもののことです。1000種類以上もあります。
合成のものか天然のものかなどで区分され、さらにそれらを分類できます。
食品添加物の区分
↓以下のように区分されています。
国が許可した
・指定添加物(安全性、有効性が確認されているおもに化学合成品)
規制がない
・既存添加物(長い間使用されていて実績のある天然添加物)
・天然香料基原物質(香料として使われる天然添加物)
・一般飲食物添加物(食品として利用している材料を他の目的で使用する場合/例:ターメリックをカレーでは食材として使用しますが、たくあんの着色に使用すると着色料になります)
さらに用途によって5つに分類されます。
①食品の製造・加工に必要なもの。(例:豆腐の凝固剤、お菓子の膨張剤、炭酸飲料の炭酸ガスなど)
②食品を保存するためのもの。(微生物の繁殖を抑える保存料や防かび剤、食品の劣化を遅らせる酸化防止剤など)
③食品の品質を向上させるもの。(水と油を安定状態にする乳化剤、食品に粘着性を与える増粘剤、ハムやソーセージなどの肉を固める結着剤など)
④食品の風味や外観を良くするもの。(食品に旨みをつける調味料、甘味料、酸味料、色や香りを良くする着色料、着香料、発色剤、漂白剤など)
⑤栄養を強化するもの。(各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸など)
食品添加物とは、食品衛生法第4条第2項で「食品の製造の過程においてまたは食品の加工もしくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法で使用するものをいう」と定義されるもので、食品の製造加工に必要な物から、人の嗜好性を満たし食欲を増進させる物までが含まれます。
ラーメンのかんすいや豆腐のにがりのようにそれを加えないと食品の製造ができない物から、食用油脂の抽出に使われる溶媒がなくなれば安価に大量の油を供給する事が出来なくなったりと、私たち消費者が安価に安定的に食品を手に入れる意味で大きな役割を果たしています。
一方、粗悪な食材をごまかしたり、加工工程を添加物の使用により簡略化してしまうなど、悪質な不正使用もみられます。
添加物は安全の確認された物が指定されていますが、危険な不純物が混入する恐れや使用量の基準が守られなかった場合には安全とは言い切れないものもあります。
デメリットばかりと取りざたされる添加物ですが、定められた基準に従って正しく上手に使う事により、消費者にとって安全な食品を安価に供給する事が本来の目的なので、メリットも実はあるのです。
食品に色を付ける事を目的とした色素や
防腐などを目的に食品に入れる物です。
食べ物に色素を入れるなど、
体に悪い印象を持っている方も居ますが
豆腐を作るときに入れるにがりも食品添加物ですし
私たちの生活には無くてはならないものでもあります。
これらを全て悪い物と見るのでは無く
上手に付き合っていくことが大切だと思います。
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